モラ様の考える赤ちゃん返りとは
現在、息子が産まれて一年半
今だからこそ、産まれたばかりの頃を振り返り冷静に分析できるのかもしれない
息子が産まれた時、娘は小学校二年生、7歳のときだった。
産院で産んだので5日程、娘はモラ様と二人きりで生活をしていた。それまでは、多少モラ様がモラモラすることはあっても娘に異常にキツく当たることはなかったので、安心して娘を任せて出産を迎えた。
今では一時間でもモラ様に娘を預けることができない。娘が恐怖で耐えられないとのこと。そう考えればたった一年半で随分環境は変わったな…
退院後、私は息子の世話に追われた。
出産前は、学校行く前に娘の髪を結んだり、宿題の丸付けをしたり、お風呂上がりに髪を乾かしたり、仕上げ磨きをしたり、娘の世話もしていたが、産後はなかなか思うようにいかない。
朝髪を結ばなくて済むように、産前に娘の髪を短く切った。
娘は産前と同じように
「ママ~、髪乾かして~」
「ママ~、歯磨きして~」
と言ってきたが、モラ様が一蹴。
「自分で乾かしなさい」
「自分で磨きなさい」と。
もちろん、娘は納得いかない。
今までやってくれてたのに、と。なんで、弟が産まれたらやってくれないの、と。
モラ様への反発心が積もる。
モラ様としても自立してほしい。
私への負担を減らしたい。
良かれと思っての対応だったのかもしれない。
だんだん、娘は甘えることができなくなってきた。
そんなとき、事件がおきた。
娘が遊びから帰ってきてトイレに行くのだが、間に合わずにトイレで漏らしてしまうことが増えた。
潔癖症のモラ様は当然お怒りになる。
なぜもっと早くトイレに行かないのか。
遊ぶことばかり考えてるから間に合わないんだ。
俺がさっき掃除したばかりなのに汚しやがって、と怒鳴り散らす。
娘は萎縮する。
もちろん、次の日もまた次の日も同じミスをする。
モラ様はだんだんモラモラしてくる。
悪循環だ。
私は娘のそれは赤ちゃん返りなのではないか、怒らず少し様子を見たらどうかと伝えたが、
モラ様は
「俺が7歳の時は赤ちゃん返りなんてしなかった」と比較する。
モラ様には2歳年下の妹がいた。
モラ様が7歳の時には『お兄ちゃん歴5年』
娘は『お姉ちゃん歴3ヶ月』
比較することが間違っていると私はモラ様に意見した。
だが、モラ様はそんな背景は全く無視。
『7歳は赤ちゃん返りしない』と言う。
そもそも「赤ちゃん返りというのは気を引こうとする行為だ。あいつのは、ただの怠慢。」
もう、話が通じない。
言い訳になるが、私も息子の世話に追われあまり関知できなかった。
私のミス。しっかりここでモラ様のことを制止できていればよかった。
娘の赤ちゃん返り、ここからモラ様が娘を罵倒する日々が始まった。