モラハラ王国へようこそ!

モラハラで潔癖症な夫とのモラハラ王国での生活を備忘録的にまとめてみました。

モラ様と娘①

 

 

娘の赤ちゃん返り=息子が産まれてから

モラ様はだんだん娘への対応が変わる

 

こうやって過去の出来事を振り返りながら書くということは、私は当時モラ様のそれを容認していたことを思い知らされる。

なんとも心苦しい。

でも、書かないと。

いつか本当にモラ様と闘うときのために。

証拠として残しておくために。

 

息子が産まれたばかりの頃は正直周りで何が起きていたのか明確には覚えていない。

24時間体制で小さな命を守ることばかりに気をとられていた。

娘には本当に申し訳なく思う。

 

当時はモラ様も仕事を早く切り上げ帰宅していた。食事の準備や、息子をお風呂に入れたり、色々やってくれていた。

そんな中、モラ様はだんだん娘にイラついてくる。

 

自己中心的

ワガママ

だらしがない

汚い

 

恐らく、『俺はこんなに家族のために動いているのに、娘は何もしてない』とでも思ったのだろう。

モラモラしている時はいつも以上に『人に期待する』ことが多いからだ。

期待をすればするほど、見返りを求めれば求めるほど、結果が得られなかった時の衝撃は大きい。

当時7歳の女の子に何を求めるのか、なぜそこまで完璧を求めるのか。私にはわからない。

文句を言わない

癇癪を起こしてドタバタするな

周りを見て人の事を最優先にしろ

朝は自分で起きなさい

家を出る時間は集団登校の5分前

扉は静かに閉めなさい

階段や廊下は静かに歩きなさい

ランドセルは床に置いてはダメ

洗濯物は早く出しなさい

お風呂上がったら換気扇を回しなさい

音読は自分から聞いてもらうようお願いしなさい

お膳立ては自らやりなさい

食べ終わったら食器を片付けてテーブルを拭きなさい

お風呂は20分で済ませなさい

お風呂上がっても靴下を履きなさい

手洗いは10秒やりなさい

帰ってくる前にトイレをスーパーで済ませてきなさい

部屋は毎日片付けなさい

床に鉛筆を置かない

床が鉛筆で汚れたら消しゴムで消しなさい

弟の面倒を見てって言われたら見なさい

 

 

書いたらキリがない

まだまだ項目はたくさんある

 

 

ひとつひとつの項目は大したことはないけれども、だんだん要求が増えていき、出来ないとモラ様は苛立つように思えてきた。

娘もだんだん出来ていたことも出来なくなり、家に帰るのを嫌がるようになった。

帰りが遅くなれば更に怒られ、行き詰まる。

 

 

しばらくして、娘からのSOSが出た

『モラくん抜きで3人で暮らしたい』

 

私はそれをモラ様に伝えた

(本当は伝えるべきではなかった)

SOSは伝わらなかった

「逃げることを当たり前にするな。」

 

 

私も娘が毎日怒られないよう必死でカバーした

モラ様に見つかる前に出来ていないことを隠蔽するのだ

次第に隠すことが当たり前になる

なるべくなら娘には隠さず素直に謝ることを教えたかった

でもモラ様のやり方では素直にミスを認めると徹底的に打ちのめされる

怒られないように、ばれないように取り繕うのが当たり前になる

 

娘の顔から笑顔が消える

毎日モラ様の帰宅する時の車の音に怯え

モラ様の顔色を伺う

挨拶の声も小さくなり

「挨拶は相手に聞こえるように言え!」と怒鳴られる

娘の声は更に小さくなる

 

私は何度か抗議したがモラ様の考えは変わらない

「甘やかしすぎなんだ。だから、あいつは生意気なんだ。もっと徹底的に怒るべきだ。嫁さんのやり方は間違っている。直せ。」

全く反論できなくなる。

 

次第に歯向かうことも疲れてきた。

静かにやり過ごす。私たちは波風立てないよう生きることにした。

 

そんなある日、モラ様を激怒させる大事件が起きた。

(続きます)