ハネムーン期なんて幻だった
今日は節分。
恵方巻きを買いに某百貨店へ。
モラ様は『大●のマグロ』の恵方巻きが食べたかったらしい。
でも、探しても全然見つからない。
モラ様がだんだんモラモラしてきた。
まずい。このままでは不機嫌になってしまう。
モラ様「大●のマグロがない。五千円ぐらいするやつが食べたい。」
私「五千円もするやつなんて受注生産なんじゃない?予約しなきゃ買えないんだよ、きっと。」
モラ様焦る。
私も焦る。
しばらくして、恵方巻きがたくさんあるコーナーを見つけた。
モラ様「…あった!大●のマグロ!!」
よかった。本当によかった。五千円もしないけど、大●のマグロって書いてある。このままだったら機嫌が悪くなるところだった。
ありがとう、某百貨店。
ありがとう、大●のマグロ。
その後、息子ちゃんとモラ様は近所のスーパーへ買い出し。子供用の恵方巻きに使う海苔とその他食材を買ってきた。
私「…(買ってきたお惣菜を見て)これなに?」
モラ様「それ俺のやきとり。」
…俺の?
いや、別に食べたいなんて思わないけど、いちいち主張しなくてもよくない?
モラ様「あと俺の炭酸!6本買ってきた」
…また俺の?
先週私が買ったジュース6本飲み干しておきながら、王様がご自身で買われたものは所有権主張??
いちいち一言余計なんだよι(`ロ´)ノ
夕食ではみんな東北東に向かって静かに恵方巻きを食べた。
だが、しきたりを無視する王様が食べながら喋り始めた。
「うまい~!」
食べ方も汚い。ボロボロ崩れてる。
娘が喋っちゃいけないのに喋ってるよ。どうするの?って顔でこっちを見ている。
どうやら、小学生の方がよくわかっているようだった。
モラ様の運が逃げまくったところで、喋っちゃダメなことをジェスチャーで教えてあげた。
どうやら、王様は無言で食べることを知らなかったようだ。
最後に王様が買ってきた焼き鳥を5本全て食べてた。息子ちゃんには1本あげてたけど。
夕食後、モラ様は豆まきの鬼役をやってくれた。
息子ちゃんのために。(だって溺愛してるから)
鬼は~外~!!
モラ様の低音ボイスと鬼のお面が怖かった息子は大泣き。
私と娘は本気で豆をぶつけた。
全力で。
だって豆まきじゃなかったら、こんな反逆行為できないもの。
終わったあとモラ様は
「はい、清掃入りまーす。」と言って掃除を始めた。
あー、窓からモラ様の車に向けて豆投げれば良かったかなぁ…
まぁ、モラれたけど終わり良ければ全てよし。