モラくんはちゃいろのおうち
息子、3歳
この状況が飲み込めないのは彼だけ
でも、今私たちが住んでいる家にモラ様がいないことはわかっている
息子は自分達が住んでいるところを【マンション】と呼び
モラ様の家は【ちゃいろのおうち】と区別している
「モラくんはマンションに来ないの?モラくんもマンションに来てほしい」と半泣きで私に訴えている
その言葉を聞くたびに申し訳ない気持ちになる
「マンションの鍵は2本しかなくて、ママとねぇねが持ってるからモラくんはマンションに入れないんだよ」と
ウソをつかないように
かつ、3歳にもわかるような内容で話した
「じゃぁ、ぼくがマンションのカギを買ってあげるよ!」とモラ様のために鍵を買うことを提案してきた
なんて健気なんだろう
今朝、寝ぼけた息子がモラ様を探していた
「さっき、モラくんおふろにいたよ?」と言いながら洗面所とトイレのドアを開けたり閉めたりウロウロしている
あぁ、夢でも見たのかな…と思うと
本当に申し訳ない気持ちになる
「モラくんどこぉ~?」
「ママ、モラくんいたよね?おふろにいたよね?」と。
私は息子を抱き締めて謝った
「ごめんね…モラくんはいないよ。今はお仕事が忙しいから、会えないけど、いつかモラくんが会いたいって思ってくれるようになったら会えるから」
息子をこんな寂しい気持ちにさせたのは私とモラ様だけれども
この別居はちゃんと意味のある別居なんだと思いたい